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販売促進とパッケージデザイン事例『人気アスリートとのタイアップで購買意欲を刺激するパッケージアイディア』

販売促進とパッケージデザイン事例『人気アスリートとのタイアップで購買意欲を刺激するパッケージアイディア』

商品名:アーモンドピーク
会社名:江崎グリコ株式会社
商品URL:
https://cp.glico.com/peak-tokimeki2/

江崎グリコ株式会社が自社製品の「アーモンドピーク」にて、フィギュアスケート選手の宇野昌麿選手とタイアップしたキャンペーンを展開しています。宇野選手の写真が使用されたキャンペーンパッケージでの販売を期間限定で実施中です。

また、キャンペーンパッケージの購入特典として、宇野選手のブロマイドがもれなく1枚ついてくるほか、応募者限定での抽選も。

商品パッケージのQRコードを読み取るとキャンペーンの詳細が閲覧できる仕組みになっており、QRコードも活用した展開を進めています。

このキャンペーンにおける販売促進の狙い

グッズとイベント参加権で『複数購入』を促進する

国内外の公式戦のみならず、アイスショーにも活躍の場を広げている宇野選手。そんな宇野選手の限定ブロマイドは、全8種類取り揃えられています。公式戦やアイスショーだけではなく、初公開のカットのブロマイドもあるそうで、ファン心理に大きく訴求できるでしょう。

くわえて、商品についているバーコードを2枚集めると抽選で25名に「宇野昌麿ファンミーティング」の参加権がプレゼントされます。

ファンミーティングに参加したい、ブロマイドが欲しい、あるいは両方……。想いはそれぞれでしょうが、いずれもファンの方々にとって魅力ある特典です。おのずと販促に繋がると考えられます。

主力購買層に商品を訴求できる

総務省統計局の家計調査によれば、チョコレートの年齢層別購入額において、購入額の多い年齢層として上から順に40歳代と50歳代が挙げられています。購入額はおよそ8,000円。なお、近年では60歳代の購入額も増加しているようです。

そして、フィギュアスケートファンの年齢分布は、50歳代と40歳代が多くを占める傾向にあり、次いで多いのが60歳代です。あくまで、チョコレートを好む年齢分布とフィギュアスケートファンの年齢分布それぞれの割合ですから、双方に相関関係があるとは言い切れません。

しかし、宇野選手のファンの方がキャンペーン目当てで購入した「アーモンドピーク」を好きになり、継続購入する可能性はあるのではないでしょうか。

今回のキャンペーンまとめ

キャンペーン限定のパッケージのみならず、QRコードの活用によるプレゼントキャンペーンの訴求、さらに特典のブロマイドがついてくる今回の事例。様々な要素を織り交ぜて、多角的に販売促進していることがわかります。

何よりグッズも手に入り、選手本人に会えるかも知れないというファン垂涎のキャンペーン内容です。

パッケージを活用した販促において、重要なファクターは販売機会の創出や売上げでしょう。しかし、それらのKPIを達成するためには「顧客が喜ぶもの」「顧客が欲しいと思うもの」を商品化しなければなりません。その点、今回のキャンペーンは宇野選手のファンにしっかり訴求できていると考えられます。また、ファンが欲しいと感じるものを販促に組み込んでいると推察できますので、売上げアップにも繋がっているのではないでしょうか。

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