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販売促進とパッケージデザイン事例『人気アニメとのコラボで売上アップが期待できるパッケージアイディア』

販売促進とパッケージデザイン事例『人気アニメとのコラボで売上アップが期待できるパッケージアイディア』

商品名:DARS(ダース)
商品名:森永製菓「文豪ストレイドッグス缶」
会社名:森永製菓株式会社
キャンペーンURL:http://bungo-stray-dogs.jp/movie/news/?news=collabo-morinaga-bsdcan

森永製菓は、ダースの日を記念して「文豪ストレイドッグス」の書き下ろしイラストを使用したオリジナル缶を用いたお菓子の詰め合わせを販売しました。ダースミルク1箱とチョコボールプチパック10包に加え、同作品のオリジナルアクリルキーホルダーが封入されています。

2013年に漫画連載開始、2014年にノベライズ化された後、2016年から現在までテレビアニメシリーズが放送されている「文豪ストレイドッグス」。もともと女性人気の高い作品でしたが、アニメ化にあたりキャラクターボイスを人気声優たちが担当したことで、火がつきました。10代から20代の女子を中心に、絶大な支持を得ている作品です。

パッケージには、そんな「文豪ストレイドッグス」のキャラクターのうち、中島敦と芥川龍之介、太宰治と中原中也のイラストが描かれています。フタや側面にはそれぞれのキャラクターをイメージしたアイコンがあしらわれているのが特徴的です。

人気アニメとのコラボで売上アップが期待できるパッケージアイディア

このキャンペーンにおける販売促進の狙い

大人気アニメとのコラボで「話題性」が期待できる

人気作品とのコラボでは、話題性の向上が多いに期待されます。「文豪ストレイドッグス」は、森永製菓以外にも「アニメイト」「ナンジャタウン」「マルイ」「日清カップヌードル」「サンリオ」「スイーツパラダイス」など、たくさんの企業や製品とタイアップしているのですが、どれも成功裏に終了しました。その流れを受けて今回の商品も多くの注目を集め、発売直後に完売となる店舗が続出したのです。

また、数量限定であることに加えて、全国の「イオン」でのみ販売した点も、良い意味での飢餓感を創出。コレクターアイテムとしての性質も持っているため、複数買いしたファンも多く、期待以上の成果が出たのではないでしょうか。

「次の展開」が期待できる

シリーズ化されているアニメとのコラボの第1弾が成功すれば、さらなるキャンペーンの展開を企画するのは当然といえるでしょう。

この「文豪ストレイドッグス缶」は現在、第2弾まで制作されています。その他、対象商品を購入するとオリジナル景品が貰えるキャンペーンも展開していて、そちらは第9弾まで実施。景品化されていないキャラクターも存在しているうえ、いずれも売上好調のようですから、アニメが続く限りキャンペーンの継続も検討される可能性が高い状況です。

今回のキャンペーンまとめ

通常販売されている商品のパッケージを限定的に変えるなど、オリジナル仕様にするケースは多く見受けられます。しかし、今回のように「作品とのコラボレーションのためにオリジナル商品を作る」パターンはあまりないかも知れません。

アニメ作品がビッグタイトルだからこそ成せるスキームともいえるでしょうが、時にはこうした大胆なキャンペーンも必要でしょう。

『このキャラクターのパッケージなら買う』『自分の好きな作品とのコラボだから買う』という層の購買機会を創出し、顧客に取り込むことができれば高い販売促進効果が期待できます。そして、それほどまでに力を持っているのが「キャラクター」なのです。

裏を返せば、強力なコンテンツとタイアップできれば、その時点で販売促進としては成功と考えることができるかもしれません。限定パッケージデザインを企画される際は、ぜひアニメやキャラクターとのコラボレーションについて検討されてみてはいかがでしょうか。

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