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集客効果を高める!飲食店のチラシ作成のコツ【初級編】

集客効果を高める!飲食店のチラシ作成のコツ【初級編】

4飲食店チラシのデザイン

キャッチコピーの決定

チラシの目的を一言でまとめましょう。「新規オープンフェア開催中!」「旬の野菜を味わう秋のご馳走パスタできました!」「テイクアウトメニュー全品30%OFF」「パーティー料理のご予約受付中」など簡潔で分かりやすいものを入れると良いです。

サブコピーの決定

キャッチコピーが決まったらサブコピーも考えてみましょう。サブコピーはキャッチコピーの前後に置かれ、キャッチコピーで伝えきれない具体的な情報を補完します。例えば「新規オープンフェア開催中!」というキャッチコピーの前にサブコピーを付け加えるなら、「ショートカット専門店の店○○」や「アレルギー素材にこだわった体にやさしいケーキ屋さん○○」などオープンする店の具体的な情報を載せるとキャッチコピーがシンプルな場合でもお店の特徴をアピールしてより興味をひくことができます。サブコピーは情報量を増やせればOKです。ただし、あまりにも長くなりすぎないよう注意しましょう。

情報の優先順位を決める

入れたい内容が決まれば、その次は情報を整理して優先順位を決めましょう。A4やB4サイズのチラシでは盛り込める情報量は限られています。優先順位を決めて重要なことは大きく、それ以外は小さく入れるようにしましょう。一般的な大きさの比較は、キャッチコピー=メイン画像>サブコピー>メニュー名>店名=電話番号=地図>クーポン=QRコードの順に入れる大きさを決めますが、新規オープンのチラシではメニュー名より店名や地図の方が大事なので、目的によって多少優先順位が変わります。

チラシレイアウトの決定

視線の流れに沿って要素を配置しましょう。上から下、左上から右下がチラシの一般的な視線の流れです。情報の優先順位に従って配置しましょう。ポイントは大きい要素はより大きく、小さい要素はより小さくしましょう。メリハリを付けることでかなりチラシが見やすくなります。また、写真を使うときは何を伝えるための写真なのかを考えながらいらない部分をなるべくトリミングし効果的に使うようにしましょう。可能なら、メニューの写真を切り抜いて使ったり図形でくりぬいて使ったりすると紙面に動きが出て一気にそれっぽくなります。

チラシレイアウトの参考

チラシレイアウトの参考

写真を撮影する

①光源に気をつけよう

なるべく自然光で撮影しましょう。自然光で撮るときは照明の光が混ざると色が汚くなるので照明の光を消して窓際に置いて撮影しましょう。照明で撮る場合は、自然光が完全に入らない状態にしてから照明をできるだけ明るくして撮り、後でアプリ等で明るさの補正をしましょう。

②光源の向きに気をつけよう

料理の写真を撮る際は光源が斜め奥で、手前に陰影が出るようにしてから上から斜め45°ぐらいから撮りましょう。料理に立体感が出ます。

③写真撮影機材が無い場合

照明(もしくはスマホのライト)で撮影する場合、レフ板を使うと一層写真が良くなります。レフ板とは物撮りやポートレート撮影の際、光の加減を調整するアイテムです。影になっている部分に光を反射させ、明暗を一定にすることで明るく綺麗な写真を撮ることができます。レフ板はある程度の大きさの白いボードがあれば代用可能ですので、100均などで購入し、同じ大きさのボードを2枚作って折りたためるように連結すれば自立できるレフ板が作れます。ぜひ活用してみてください。
石膏ボードを使った撮影方法

④背景を設定しよう

雰囲気を重視するなら背景が重要になります。お店のテーブルに置いて撮るのが一番雰囲気に合っていて良いと思いますが、それ以外に、布や木目板、カラー用紙、金属、大理石など料理に合った背景を選びましょう。また、料理の周りに素材で使った野菜や、草花、グラス、食器を置くとそれっぽさが出ます。ケーキの写真であればフォークやティーカップを置いたり、パスタの写真であれば野菜やワインなどを置いて雰囲気を演出しましょう。さらに手前の料理にピントを合わせ背景をぼかして撮影すると自然にメインの料理に目がいくように誘導できます。

⑤構図を決めよう

写真を撮るときにいくつかの王道の構図があります。写真の目的に応じた構図で撮りましょう。

●俯瞰構図
真上から撮ります。皿に乗せた料理などを全体的に見せたい場合に使います。皿の下に布を引いたり小物を散らすことで、華やかにもできます。

●日の丸構図
写真の真ん中に料理を配置して横から撮ります。主役の料理を強調したい時に使います。主役の料理があまり小さくならないよう周りの余白とのバランスに気をつけましょう。

●三角構図
写真の中で料理の位置が三角になるように配置して斜め上(20°~45°ぐらい)から撮ります。セットメニューなど複数の料理を入れたい時に使います。

●対角線構図
写真の中で左上・右下、右上・左下に料理を配置して斜め上(20°~45°ぐらい)から撮ります。メインとサブの料理を入れたい時に使います。奥の方をボケさせると奥行きが出て見栄えが良くなります。

⑥シズル感を演出しよう

料理に照りやツヤなど部分的に明るさを入れたいときは、①のレフ板に銀色のテープを貼ると強い反射光をあてることができます。照りやツヤはシズル感を左右するので積極的に演出しましょう。また、液体を撮るときは、真後ろに光源を置くことで透明感がでます。冷たさを伝えたい場合は水滴が付いている状態で、温かさを伝えたい場合は湯気が入るように撮りましょう。

色を決める

文字や背景の色を決める時は、基本的に寒色以外の色かメニューにある色から選びましょう。寒色は食欲を減退させ、料理をまずそうに見せます。季節感やお店のテーマカラーを重視したいなどの理由がなければ、暖色か無彩色(白・黒)を選びましょう。

フォントを決める

キャッチコピーや本文などに使うフォントはチラシの印象を決める大事な要素なのでそれぞれのジャンルに合わせたものを使いましょう。焼き肉・居酒屋系であれば筆文字フォント、レストランであれば細い明朝体などが一般的です。フォントの使い方には王道パターンがあるので、同ジャンルのチラシを検索してそれに使われているフォントに近い物を選ぶと良いでしょう。また、本文は比較的文字サイズが小さいので可読性を考慮したフォントを選びましょう。

5飲食店チラシの集客効果をさらに高めるためには

webと連携する

チラシなどの紙媒体からSNSやホームページに誘導してアナログとデジタルの両方で情報発信するのが現在の主流です。QRコードやURLをチラシにいれ、チラシに入りきらない詳細情報やタイムリーな情報はデジタルで発信することも可能です。
また、近年ではコロナ対策としてデジタルクーポンを取り入れている店舗や企業が増えてきています。
デジタルクーポンとは、SNSやQRからスマートフォン上で割引/特典のクーポンを表示し、スタッフに読み取ってもらうなどして非接触でクーポンを運用できるものです。デジタルクーポンの導入メリットとしてコロナ対策のほか、紙よりも低コスト、スピーディーな配布、配布後の効果測定が可能などもあります。SNSやサイトを運用していれば一斉に配布できますし、チラシにQRを入れてポスティングしたり、QRを入れたPOPをお店に置いておけば、新規のお客さんにもクーポンを利用してもらいやすくなります。

6飲食店チラシを作成する方法

手書き

紙に手書きで書いてチラシを作成する方法です。費用をかけたくない方にオススメです。多少センスが必要になりますが、手書きチラシはデジタルで作ったものより時間をかけて作ったように感じられ親しみがあるので、手にとってもらいやすいです。
■メリット:ほぼ無料、手作り感が他のチラシとの差別化に繋がり、見てもらいやすくなる
■デメリット:人によっては時間がかかる、レイアウトや字の綺麗さなど多少センスが必要になる

無料テンプレートを使用する

パワーポイントやエクセルといったソフトを持っていれば、無料で高品質なチラシデザインのテンプレートが豊富にあります。文字やフォント、色などをカスタマイズすることができます。
■メリット:無料、短時間で高クオリティのチラシができる
■デメリット:カスタマイズに制限あり、他のチラシとの差別化が難しい

制作会社に依頼

作成する時間がなく高品質なチラシが欲しい場合は、制作会社に依頼することも可能です。費用はかかりますが、プロの技術で作られた顧客の心理を捉えたチラシであれば高い効果も出るはずです。会社によっては、ヒアリングから写真撮影、制作まで一貫して依頼できるところもあるので、より差別化したチラシを作りたい場合はプロに任せるのもオススメです。
■メリット:作成の手間なく高品質なチラシが作れる、写真の撮影をお願いできるところもある
■デメリット:費用がかかる(A4両面 約5万円~)、制作会社とのやり取りに手間がかかる

7飲食店チラシの作成を大和印刷社に依頼するメリット

大和印刷社でチラシ製作の際はヒアリング後、デザイン制作、写真の撮影、イラスト制作、コピーのライティング、印刷まで行えます。上記のコツを応用した高品質なデザインをご提案させていただきます。
また、弊社のサービス「スマホで集客くじモ」を使えば、クーポンやくじ引き、スタンプラリーなどキャンペーンに効果的なコンテンツをデジタルで作成・配信・実施・効果測定までできます。アプリ不要でQRコードを読み込むだけのシンプルなツールなのでチラシやポスター、SNS、サイトとの連動性も良く低コストで、飲食店のキャンペーンにオススメです。チラシやその他の販促物の中から目的に応じたツールのご提案もさせていただきますので、集客にお困りの際はぜひご相談ください。

大和印刷社制作の飲食店チラシテンプレートは
こちらからダウンロードできます

飲食店チラシのお問い合わせ・ご相談はこちらから

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